地方馬の躍進について【指定交流】JpnIII スパーキングレディーカップ

コラム

季節も本格的に夏になり、夏競馬が到来した。中央競馬では春のGIラッシュが終わる中、地方競馬では交流重賞を含め見どころが多い。

「夏は牝馬」という格言があるように夏は牝馬の活躍が目立つ。交流重賞であるJpnIII スパーキングレディーカップでは3頭のJRA馬と7頭の地方馬による交流戦が行われる。牝馬の活躍が目立つ夏の中、牝馬限定でかつハンデ戦であるこのレースは毎年地方馬の活躍が目立つ。

今年は船橋のフェブランシェ、浦和のマーブルマカロンに注目したい。船橋所属のフェブランシェは前走しらさぎ賞(4月23日 浦和競馬場)では圧巻の走りだった。スタートを決めた後、すんなりとハナを奪いそのまま第四コーナーへ。直線ジョッキーが促すとぐんぐん差を広げ最後は5馬身差の圧勝劇だった。フェブランシェは三歳時関東オークスで敗れてから低迷気味であったが昨年の暮れの東京シンデレラマイル(12月30日 大井競馬場)で完全復活。地方馬最先着はおろかJRA勢を抑えての優勝まで見える船橋のスーパーホースはこの夏どこまで躍進するのだろうか。

前走快勝のフェブランシェ netkeiba:Spice upさん

浦和所属のマーブルマカロンは前走さきたま杯(JpnI 浦和競馬場)。シャマルのレコード勝ちに場内も湧いたレースであった。スタートから第一コーナー付近で番手を取るとシャマルに喰らい付く。不良馬場のコンディションで前有利ではあったが最後の直線外からエンペラーワケアが伸びてくるなど見ていて面白いレースだった。そんな中、内々をロスなく周り上がり3位の走りで魅せたマーブルマカロン。上位人気ではなかったものの魅力ある走りで2着とタイム差0.2秒と奮闘した。距離が1400mから1600mと1ハロン伸びる今回もロスなく番手で立ち回り、先行するフェブランシェとアンモシエラが争って直線上がり勝負になれば勝機十分。地方馬最先着を目指して気配絶好。

反撃の狼煙を上げるマーブルマカロン netkeiba:Spice upさん
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